銀は古代から知られている貴金属で、その特性（光沢、延性、展性、電気伝導性）のおかげで様々な分野（工芸品、宝飾品、情報技術など）で使用されています。
手工芸のレベルで加工するためには、この金属は純銀ではなく合金の形でなければならないので、純銀は「柔らかすぎる」からです。実際には、スターリングシルバーまたは銀925とも呼ばれる、銀92.5%と銅7.5%を含む合金が宝飾品や工芸品の製作に使用されています。
なぜ銀は黒くなるのか
一般的に、金属は酸素の存在下で酸化と呼ばれる化学反応を起こします。銀は皮膚の汗、香水やクリーム、海水、プールの塩素などの酸性物質と接触すると黒くなります。
この酸化反応により、表面に暗いパティナが形成され、その自然な光沢を取り戻すためには除去する必要があります。この操作は定期的に行う必要があります。時間が経つほど、このパティナは層をなし厚くなり、取り除くのが難しくなります。
銀製のジュエリーやアイテムがすぐに黒くならないようにするためには、光が当たらず酸素が少ない環境で保管することが良いです。布やベルベットのケースや、アルミホイルやラップで包むことも効果的です！
なぜ自然に銀を磨くのか
市販の銀磨き製品は多くありますが、おばあちゃんの方法を使う利点は、主に私たちの健康と財布に関係しています！
まず第一に、天然の治療法は化学添加物が一切含まれていないため、私たちの肌に害を与えず、非常に経済的で、さらには重曹のように家に常備されている成分で構成されています。
重曹は化学的には炭酸ナトリウムと炭酸の無機塩であり、自然界では地表水や地下水に溶解した塩の形で存在します。
この塩の化合物には、消毒、漂白、脱脂の驚異的な特性があり、例えば、果物や野菜の洗浄、歯磨き粉、洗剤などに使用されます。
さらに、重曹は胃酸の中和作用があり、そのため食後の消化を助けるために水に加えて使用されます。
重曹を使った銀の掃除方法3つ
水と重曹
- ボウルに重曹3部と水1部を混ぜて、あまり固くもなく、あまり液状でもないペースト状になるまで水の量を調整します;
- 銀製品を傷つけないように、マイクロファイバーまたは綿の布で、銀が再び輝くまで何度も優しく塗りつけます。凹凸がある部分は古い柔らかい歯ブラシを使うと良いでしょう;
- 流水で洗い流し、乾いた布で拭き取ります。
重曹とアルミニウム
この方法は、アルミニウム、銀、食塩、重曹間の化学反応を利用し、酸化が銀からアルミニウムに移ることを利用します。
- 食品保存用に使われるアルミニウムフォイルで、できればガラス製の容器を内側からライニングします;
- 熱いが沸騰していない水と、粗塩（水1リットルにつき大さじ1）と重曹（水1リットルにつき大さじ3）を加えます;
- 磨きたい物を浸して、約1時間そのままにします;
- 流水で洗い流し、乾いた柔らかい布でピカピカになった物を拭きます。
重曹とレモンジュース
- レモンの絞り汁を直接銀製品にかけます；
- 重曹を数ティースプーン加えます；
- マイクロファイバーの柔らかい布で優しく擦り、徐々に暗い緑色の膜を取り除きます。