en-USit-ITes-ESfr-FRde-DEko-KRzh-CNru-RUja-JP
Menu
Menu
Close
Search
Search
旅行中の水:覚えておきたい3つのポイント
旅行

旅行中の水:覚えておきたい3つのポイント

旅先の水 - リスクと無駄を避けるための実用的アドバイス
LC

旅行中にリスクや無駄を避けるために知っておくべき水に関する実用的なアドバイス

Share:

Print

旅行中は、移動や宿泊、観光に夢中になってしまい、水という基本的な要素を見落としがちです。

しかし、安全に水を飲むことは健康のために不可欠であるだけでなく、環境への影響を減らし、訪れる場所への敬意を示すためにも、責任ある行動が求められます。

イタリアでも、世界のどこにいても、旅先で水を意識的に使うための3つの重要なアドバイスをご紹介します。

1. 現地の水道水が飲めるかを必ず確認する

新しい場所に到着したら、まず最初にすべきことは、水道水が飲めるかどうかを確認することです。

ドイツ、フランス、スペイン、北欧諸国など多くのヨーロッパ諸国では、水道水は安全で、質も非常に高いです。

一方で、地域によっては健康被害や胃腸のトラブルを防ぐため、水道水を飲むのを避けた方がよい場合もあります。

信頼できる情報を得るには、イタリア外務省の公式サイト (www.viaggiaresicuri.it) を参考にするとよいでしょう。各国ごとの詳細な情報が掲載されています。

また、イタリア人旅行者でない場合は、CDCの旅行者向け健康情報サイト (www.cdc.gov/travel) や、WHO(世界保健機関)の飲料水品質ガイドライン (www.who.int) などの国際的な情報源を利用できます。

いずれも英語(およびその他の言語)で、旅行者向けの最新かつ有用な情報を提供しています。

水道水が飲用に適さない場合は、氷や現地の水で洗ったサラダ、水道水での歯磨きなども避けるようにしましょう。

そのような場合は、密封されたペットボトルの水や処理済みの水のみを使用することが大切です。

2. マイボトルと携帯型浄水器を活用する

マイボトル(再利用可能な水筒)を持ち歩くことは、旅行中に取り入れられる最もエコで経済的な習慣のひとつです。

使い捨てプラスチックの使用を減らし、出費を抑え、いつでも水分補給ができるというメリットがあります。

水道水が安全な地域では、ボトルをその場で補充しながら使用できます。

ローマ、ベルリン、コペンハーゲンなどの都市には、安全で無料の公共の水飲み場が設置されています。

近くの水飲み場を簡単に探したい場合は、イタリア国内で便利な Fontanelle.org や、イギリス発でヨーロッパ各都市に広がる Refill などのアプリやサイトを活用しましょう。

水道水が安全でない地域では、以下のような携帯型の効果的な浄水手段があります:

  • 活性炭フィルター(例:LifeStraw製)
     
  • フィルター内蔵のボトル
     
  • ヨウ素または塩素を使用した浄水タブレット
     
  • 携帯型のUV除菌器

これらのツールを使えば水を簡単に浄化でき、ペットボトルを何度も購入せずに済み、訪れた場所でのゴミの削減にもつながります。

3. 水の無駄を避けるために意識的に飲む

特に暑い地域や熱帯地方では、普段よりも多くの水を飲むことになりますが、必ずしも意識して行動しているとは限りません。

健康のために十分な水分補給をすることは大切ですが、同時に水の無駄遣いを避けることも重要です。

以下は、水を無駄にしないための良い実践例です:

  • 飲み切れない量をボトルに一度に入れず、必要な分だけこまめに補充しましょう。
     
  • グループ旅行の場合でも、同時に複数のボトルを開けないようにしましょう。
     
  • ホテルや宿泊施設では、無料で提供される使い捨て容器ではなく、再利用可能なコップやボトルを使いましょう。
     
  • 水不足の地域では、ペットボトルの飲料水を体を洗うのに使わないようにしましょう。

一つ一つの小さな行動が大きな意味を持ちます。WWFの報告によると、観光は世界の水消費に大きく関与しており、すでに水資源が不足している国々ではその影響がさらに深刻です。

責任ある旅行とは、自分がどれだけ、そしてどのように水を使うかにも気を配ることを意味します。

安全な水の摂取、プラスチック使用の削減、水の無駄を防ぐことは、持続可能な旅を望む人にとって重要な3つの実践です。

旅行中にあなたがするすべての選択には影響があります。水は貴重で限りある資源であり、どこにいても意識的に使う必要があります。

LC

Environmental scientist with expertise in GIS-based digital cartography and remote sensing. Passionate about sustainability and conscious living, with a focus on turning environmental awareness into practical everyday choices

Contact author LC

Contact author

Please solve captcha
x