1972年12月15日に国連総会により設立され、ストックホルム宣言(現在および将来の世代のための環境保護に関する26の原則を定義する)を記念して、世界環境デー(WED - World Environment Day)は1974年に初めて祝われました。
この国際的な日は6月5日に150カ国以上で祝われ、毎年異なる環境テーマが設定され、主要なイベントを開催する象徴的な国が選ばれます。
今年のテーマを公式サイトで確認してください:www.worldenvironmentday.global
この世界環境デーの目的は環境問題への意識向上、個人、コミュニティ、機関、国家の積極的な参加、そして私たちを取り巻く環境の保護を促進するイニシアチブです。
2016年には野生動物の違法取引がテーマで、「Go Wild for Life」がスローガンでした。この違法取引は動植物の種を脅かし、絶滅の危機に瀕した動物の密猟が特に深刻なアンゴラ(アフリカ)がホスト国でした。
2020年には生物多様性の保護がテーマで、「Time for Nature」がスローガンでした。生物多様性が世界で最も豊かな国の一つであるコロンビアがホスト国でした。
2021年には「エコシステムの回復」がテーマで、地球上のさまざまなエコシステムを保護し、環境被害を受けた場合にはその回復に取り組むことを目指しました。環境面で近年活動的で、都市部の緑地化や植林キャンペーンを大規模に行っているパキスタンが2021年の世界環境デーのホスト国でした。
2021年の世界環境デーにて、国連は「生態系回復の10年」を公式に開始しました。この取り組みは2021年から2030年までの期間で、「生態系の劣化を停止し、それを回復させてグローバルな目標を達成することを目指す」としています。健全な生態系だけが、人々の生活条件を改善し、気候変動に対抗し、生物多様性の崩壊を阻止することができます。
スウェーデンがホストを務める2022年の世界環境デーは、#OnlyOneEarth(#一つの地球)をテーマに掲げ、持続可能な方法で生活する必要性に焦点を当てています。これにより、私たちが家と呼ぶこの素晴らしい惑星のリソースを最適化し、保護することが求められています。